先日、とある日本人のインスタグラムで“アメリカで流行りのクールなポーズ”としてシャカが載せられているのを見ました
思えばここ2−3年テレビやSNSを見ているとハワイと関わりがなくてもシャカをしている人が増えてここハワイでも話題になっていたよね!
大人気のシャカだけど、ここ数年「文化盗用」という言葉もよく聞くようになったよね。シャカはいいのかな?
というわけで、今回はシャカの由来について!
TOPの写真を撮ったのは何年か前のKAKA’AKO
カカアコは倉庫街で、近年開発が進んでいるウォールアートが有名な街
基本的には年1のPOW!WOW!Hawaii!イベントで書き換えられるから飽きる事もない日本人の人気写真スポットになっています
さて、シャカの由来はご存知でしょうか?
カフク、という街があります
今はトウモロコシやガーリックシュリンプで有名ですが、昔はサトウキビで有名な街でした
そのサトウキビの圧搾工場で、ハマナ カリリという男性が作業中に事故で右手の指3本を失ってしまい工場で働く事が難しくなったためサトウキビを運ぶ列車の警備員となりました
列車に飛び乗ろうとする子供達を追い払うため列車から振る手を、子供達が真似するようになりました
また彼はモルモン教徒で、火事で焼失した教会の再建に尽力し地元の人々もそんな彼への敬意を表して真似をするようになりました
教会が創設したPCC(ポリネシアン文化センター)の敷地内に彼の銅像があり、今でもレイをかける人が後を絶ちません
ただ、シャカが爆発的に広まったのは有名なホノルル市長フランク・ファシが選挙運動にこのサインを用いたためと言われています👨🏻💼
運転中に道を譲ってもらった時など、こちらではエマージェンシーボタンは使用せず
ハングルース(シャカの手のひらを相手に向けるバージョン)でありがとうの気持ちを伝えます
ローカルはシャカの仕方でも地元民であるかどうかを見分ける事が出来ると言い、ブルーノマーズも過去のインタビュー動画でそれについて熱弁していた事があります
ブルーノの動画が見つからなかったのですが、ハワイニュースナウでシャカの由来について取り上げた映像を見つけたので貼っておきます
シャカという名前はシェイクという英単語からきていると言われていますが、このコーナー内ではハマナカリリさんが指を失った手をハンマーヘッドシャークに見立て「シャークアイ、シャークアイ」と子供に言っていたことから、シャークアイ→シャーカイ→シャカとなったと放送されています
昔の事なので諸説あったりもしますが、実際にハマナカリリを知っていてフィッシングを彼に教わったアンクルに聞いて育ったとの事です
自分ではない誰かの文化や言葉に触れるとき、その歴史や政情なども一緒に学ばなくては表面的な文化盗用となる可能性が高く、その裏の搾取を見逃し、意図せず犠牲に加担しがちになります
表面的なものだけでなく、理解をする事を癖づけていきたいものですね