世界各地で砂漠飛びバッタが大発生、農作物が食べ尽くされ食糧危機への懸念が高まっています
アルゼンチン 過去60年間で最大の砂漠飛びバッタとの戦いに急ぎ備える
蝗害(こうがい)とは
蝗害を起こすバッタを飛蝗、トビバッタ、ワタリバッタ(英語では「locust」)という。また、飛蝗の群生行動を飛蝗現象と呼ぶ。飛蝗現象下にあるワタリバッタの群れが航空機の飛行を妨げる場合すらある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/蝗害
日本での発生は稀なため、漢語の「蝗」に誤って「いなご」の訓があてられたが、水田などに生息するイナゴ類が蝗害を起こすことはない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/蝗害
砂漠飛びバッタとも呼ばれます
上記の記事にはわずか10日で2インチ(約5センチ)に成長すると書かれているので成長が早く、またかなり大きいサイズである事がわかります
長距離(1日に150キロ)を飛ぶためアフリカからパキスタンの方まで被害があり
アルゼンチン、パラグアイなど南米でも問題になっていてブラジル、ウルグアイにも迫っているそうです
去年ラスベガスにも飛来してニュースになったのは記憶に新しいところ
(下の写真、雪のような花びらのようなもの全てがバッタ)
今バッタはどこに?
この記事はアルゼンチンですが、今現在このバッタに悩まされているのはその限りではなくアフリカから中東、さらにアジアにまで来ています
インドはドローンを使って殺虫剤を巻いているそうです
中国はパキスタンにアヒルを投入するとか…
私たちの想像以上に広い地域が被害に遭っています
バッタの引き起こす問題
アルゼンチンは約4千万匹ほどの大群に見舞われ
1日に牛2,000頭、3万5千人分に相当する農作物を食べ尽くしている
(2020年6月24日のニュース)
アフリカでは数十億匹ものバッタが孵化するとみられ、バッタ襲来の第3波だそうです
東アフリカ地域の経済共同体「政府間開発機構(IGAD)」が6月に発表した報告書によると、エチオピアでは今年1~4月、130万ヘクタールの牧草地と20万ヘクタール近い耕地が蝗害に見舞われ、穀物35万トンが失われた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/77a27738a66331adfc836234e48a1003b273d5aa
バッタが穀物を食べ尽くしてしまったら、当然人が食べる分がなくなってしまいます
日本は関係ないと思うかもしれませんが日本の食料自給率は低く、私たちの日常生活は海外からの輸入に頼っています
生産量が落ちれば値段は上がりますよね
非常事態宣言をした国もあります
そして国連は、蝗害の原因は気候変動だと述べています(下リンクの記事参照)
私たちに出来ること
気温が上がって、降水量が増えた瞬間爆発的に大量繁殖するバッタ
国連が原因としている気候変動に対して私たちが今日からすぐに出来る、そして最も有効なアクションの1つがお肉を減らすことです
畜産業には広大な土地、たくさんの水と穀物が必要ですが
それを人間にまわせば飢餓は解決するとも言われています
WFP(世界食糧計画)によれば現状としてこの蝗害で世界各地で1億3千5百万人〜2億5千万人が飢餓に陥る可能性があるそう…それも、迅速に対応しなければ数ヶ月のうちに大規模な飢饉が起こるだろうと発表しています
今日から、出来ることから少しずつ一緒に始めましょう!