現在まだ大統領選の結果ははっきりと出てはいないので、同時に投票が行われ決まった他のニュースを紹介します!
今日は第1弾で、まずは大麻など薬物に関するニュース
グリーンラッシュ
タイトルにした“グリーンラッシュ”とは、大麻(マリファナ)関連のビジネスを指す言葉です
現在IT産業を超えるスピードで1番伸びている産業とされ、ゴールドラッシュ(19世紀アメリカで金鉱を求めて一攫千金を狙った人が大量にCAに殺到)にかけてグリーンラッシュと呼ばれています
実は選挙に際して合法化を巡りニュージャージー、アリゾナ、サウスダコタ、モンタナの4州で住民投票が実施されました
今回の住民投票で嗜好用大麻の合法化が決定した州
ニュージャージー
(Public Question1、医療用解禁済み、嗜好用解禁は21歳以上で州は126億ドルほど経済にプラスになると予想、州のsales taxである6.625%が適用される)
アリゾナ
(Prop207、医療用解禁済み、嗜好用は21歳以上で1オンスまでの所持と使用が可)
サウスダコタ
(Measure 26 & Amendment A、医療用も今回同時に解禁、21歳以上)
モンタナ
(I−190、1オンス以下の大麻か、モンタナで21歳以上人により濃縮された8g以下の大麻の所有、使用、さらに個人での栽培も2021年1月1日より可)
栽培は鍵をかけられる閉鎖された空間で公共の目には触れず、本数のルールなどがあります
さらにミシシッピ
医療用が合法化(Initiative65,Initiative65A)
65は医者が22の決まった病気(癌、多発性硬化症、PTSDなど)の患者に対し医療用の大麻の使用を勧める事を合法にします。税は7%。
同時に65Aにより医療用として吸う事が出来るのはターミナル期の患者に限定されます
これで全米50州のうち36州が医療用を、15州が嗜好用大麻が合法化されました
大麻以外も…
ワシントンD.C.
植物由来の向精神物質が可決
オレゴン
全米初!全ての薬物の非犯罪化、医療目的での幻覚性キノコの使用(Measure 109 & 110、21歳以上)
オレゴンは全ての薬物なのでハードドラッグ(ヘロイン、コカインなど)も含まれます
100ドルの罰金かリハビリ施設でのヘルスアセスメントとなり、これはすでに薬物所持で収監されている人にも及びます。州としてはこの結果薬物所持での逮捕は91%減を見込んでいるとの事です
まとめ
ハードドラッグも非犯罪となったオレゴンではリハビリの予算なども確保出来る事になり薬物常習者を排除するのではなく治療を促してゆく事が期待されますが、大麻はコロナ禍の中グリーンラッシュを利用し州経済の立て直しを図る意図も強くあるように思います
ハワイはオープンな州の1つなので大麻解禁も早いとみられていましたが現在まで医療用の解禁に留まっています。それはもしかしたら観光産業のおかげでアメリカの中でもお金のある州の1つである事も関係しているかもしれません
また、政権交代となれば国レベルでも解禁が進むとみられ薬物解禁の流れは加速すると予測されます