海外長期滞在者なら誰もが1度はかかるホームシック
その原因には慣れない環境でのストレスやカルチャーショックがあると思います
一般的に、カルチャーショックには4つの段階があり
実際に私自身も大学進学でアメリカに渡った後キレイにこの4ステップを辿った経験があります
現在コロナ禍でも留学のため不安な気持ちを抱え渡米する方もいると思いますが
カルチャーショックの流れを理解する事で自分を客観的にみる事が出来ると乗り越えやすくなると思うので今日のテーマはカルチャーショックです
カルチャーショックとは?
https://kotobank.jp/word/カルチャーショック-468189
これは国内でも起こり得ます
そして人によってはそのまま精神的な病気になってしまう事もあるのでただの違和感とは侮れないものです
それではカルチャーショックの流れをみてみましょう
4段階 4−1ハネムーン期(Honeymoon)
約1カ月ほど
ハネムーン期は見るもの聞くこと全てが目新しくて、楽しくて、ワクワクドキドキ。何もかもが魅力的に見える期間です
実は、旅行が楽しいのは大抵いつもこのハネムーン期で終わるから
毎回、旅行の度にハネムーン期だけを経験できるからなのです!
4−2 ショック期(Negotiation)
2-3ヵ月〜半年ほど
新たな生活が落ち着いて周りが段々見えてくると、今度はショック期がやってきます
今まで良いところばかりが見えて感動していたのに嫌いなところも見え始め、日本ならこうだったのになどと思うようになります
私の場合は英語を見るのも聞くのも嫌になり、中学から洋楽ばかり聴いていたのに母親が送ってくれた日本で流行っている曲を集めてくれたCDをひたすらリピートし続けたり、教科書を読むのも苦痛、誰とも会話したくなくて部屋に篭ったりしてウォールマートで買ったフォンカードで母親に電話しては愚痴っていました…
4−3 適応期(Adjustment)
6ヵ月〜1年ほど
ショック反応が落ち着いてきて、また段々と新しい事にトライしたり前向きに過ごす事が出来るようになってくる時期
新しい生活や価値観にも慣れてきて、少しずつ言葉も進歩してきます
が、ショック期と適応期は大なり小なり何度か繰り返します
4−4受け入れ期(Mastery/Acceptance)
1年〜
滞在期間も長くなるといつの間にかショック期や適応期もなくなってきて、気がついたら当たり前のように普通に暮らしている自分に気付きます
最初は違和感を感じたりショックで受け入れ難かったような事にも慣れ、異文化が自分の一部となり、母国と同じように生活する事が出来るようになる日が必ずやってきます
逆カルチャーショック
やっと海外での生活に慣れたと思って日本に一時帰国すると、今度は逆カルチャーショックを経験するのも”あるある”ですね
母国にいた時には気づかなかった悪い部分が見えたりして自分の滞在国の方が良いように思えたりします
これは流石に自分の母国なので時間と共に慣れ、また順応していきます
対処の仕方
どんなにポジティブな人でも大なり小なりカルチャーショックを経験しますし、それは当たり前の事です
乗り越えるまでの段階を知っているだけでも、自分は今きっとこの段階にいるのだと思うと気が楽になります
正規留学の場合よく言われるのが、1人でいいから友人が出来るまではどんなに苦しくでも踏ん張れという事
たった1人でも現地で自分のことを理解してくれる友人がいるだけで留学生活はまったく違ったものになり、カルチャーショックも和らいだりします
1番してはいけないのは「自分に留学は合わなかったのでは」「自分が悪いのでは」とマイナス思考になり自分を責めること
ここで無理をするとメンタルの病気にも発展しかねないので、当たり前の反応だから大丈夫とショックも楽しむ気持ちで自分のケアをするよう心がけてみてください
日常的に運動をするのもおすすめです
私は1年目でフレッシュマン15を達成したため翌年は毎日1時間キャンパス内のジムに行くようにしましたが、ストレスとメンタル状態のバランスをとるのにも役立ったと感じます
というわけで、今日は海外長期滞在者の誰もが経験するカルチャーショックについてでした!