【ハワイと気候変動】シリーズ《再生可能エネルギー》
世界有数のリゾート地であると同時に、物価の高さが有名なハワイ
アメリカの中では環境対策にも積極的な事でも知られています
というわけで、今日は【ハワイとエネルギー】のお話
ハワイ州は2008年から『ハワイ•クリーンエネルギー•イニシアチブ(HCEI)』の下
再生可能エネルギー利用割合基準(RPS)を設定して(←州で定める)
再生可能エネルギー発電の比率を
2015年までに15%
2020年までに25%
2030年までに40%
とする事を目標としています
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それに加え、2015年に(HB623)が通り
2045年までに100%とする事が義務付けられました
これは全米初!
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(この時点で割合は15年の目標を超えた23%)
ちなみに原子力は1978年に州憲法で禁止
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この取り組みは70年代にはすでに議論されていたそう
ハワイは島なのであらゆる物を輸入に頼っていますが、その中には石油もあります
もちろん環境負荷も高いし、住民の電気料金は本土の約3倍もします
ガソリンも高いよ…
それがリーマンショックで石油価格が高騰したのを受け
ついに議論が本格化し実現したという経緯があるそうです
オアフ島の南北両端では風力発電プロジェクト
西側では太陽光発電が
他にも地熱、バイオ燃料の供給もすでに実施され
意外と雨続きの時期もあるので蓄電も大切になるそう…
その他潮力発電や洋上風力発電など16以上のプロジェクトが進められています
詳細を確認したい方は↓
💻Hawaiian Electric の
→Our Clean Energy Portfolio
→Renewable Project Status Board
で見れます
写真はノースの風力発電プロジェクトの開発反対の住民が多い地域なので
この建設に対しても反対の声が多いし、裏で犠牲になる鳥の問題もあるし
様々な問題が複雑に絡み合っていて100%良いことしかないというのはあり得ないと感じます
しかしながら、ハワイ州は気候変動による影響もすでに受けているのでコミュニティを守るため様々な取り組みがなされています